祝100回VRChat初心者向けイベントゆるふわ談話室

　2024年3月9日（土）で、VRChat（VRSNS）初心者向けイベントである ゆるふわ談話室 は開催100回を迎えました。

　VRSNS界隈では、メタバース（VR）環境への参加しづらさが課題となっています。最近ではVR装置（HMD）が無くてもPCやスマートフォンで参加できるようになりつつありますが、VR装置に比べるとその感動は少なくなってしまいます。さらに、その機能の多さから操作は非常に煩雑です。
　また、参加した後のフォローが現状は手薄です。そのために短時間の体験、この場合失敗体験で去っていく人も大勢いるようです。

　ゆるふわ談話室は、そのような初心者に向けて、フレンドの構築やコミュニケーションの円滑さを体感していただきます。ほんの僅かな人数であっても、メタバースに留まるきっかけになるソリューションを提供している活動です。

　第1回の開催は、2022年4月2日（土）でした。

　そこから毎週土曜日、一日も欠かさず開催し続けての第100回です。

　ゆるふわ談話室発足当初の想いや背景は、MXNの『ゆる談つむぎ語り＃１～＃３』に譲りますが、開始当初は、如何に初心者を優しく向かい入れられるかというところに腐心していました。
　結果として試行錯誤の末、来場者をVisitor,NewUserに限定し、自称初心者を排除することになります。また、スタッフ側の質の向上および質の安定化のために、スタッフは精鋭で固定性となって現在に至ります。

　さらにみなさんの交流の継続性と拡大を目的として、これまでの卒業生のべ数百名のために、3か月ごとに同窓会を開催し、過去の参加者であればベテランでも参加でき世代関係なく交流できる場を設けています。

　このようなゆるふわ談話室ですが、100回を迎えるまでには、いろいろな苦労がありました。スタッフの欠席が重なり、少数で多数の初心者をフォローしなければならなかったり、一度だけですが参加者が一人も来なかったり。また、どこに出かけていようともモバイルで参加したり、ネットカフェの個室から参加したりと、涙ぐましい努力の積み重ねです。
　でも、そんな苦労も、毎回の初心者の楽しそうな笑い声で吹き飛んでしまいます。

　NPO法人バーチャルクロスリンクは、ゆるふわ談話室の活動が、自らの活動目的のひとつである『新規参入するバーチャル空間ユーザーの活性化』に合致すると判断し、2024年2月から協力団体として活動を支援しています。今回、そのゆるふわ談話室が毎週休むことなく開催100回を迎えたことは、非常に喜ばしく誇りに思います。
　引き続きNPO法人バーチャルクロスリンクは、ゆるふわ談話室を支援し続け、一人でも多くのメタバース参加をお手伝いできればと考えています。

記事：Masa（まさ）